スペインのIVA(付加価値税)を完全解説!税率・変更点はあるの?

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スペインで生活していると、買い物やサービスの支払いの際に「IVA」という言葉を目にすることが多いですよね。
こちらはある日の筆者のメルカドーナのレシート。
ん?このレシートに印字されているIVAってなんだ???
しかも税率がいくつもある…どういうこと?(^_^;)
そんな疑問を持った方のために、本記事ではスペインのIVAの仕組み、最新の税率、2025年の変更点、そして事業者としての義務について解説します。特に、フリーランス(自営業)やビジネスオーナーの方には必須の知識ですので、ぜひ最後まで読んでください!
IVA(付加価値税)とは?
IVA(Impuesto sobre el Valor Añadido)は、スペインで適用される間接税の一つで、商品やサービスを購入する際に支払う税金です。日本語では「付加価値税」と言われていて、日本の消費税に近い税金です◎
IVAが適用されるケース
以下の取引にはIVAが適用されます。
✅ 商品やサービスの販売(企業・フリーランスが顧客に提供)
✅ 輸入取引(企業・個人問わず)
✅ EU内での取引(他のEU加盟国からの購入)
つまり、企業やフリーランスは、顧客からIVAを受け取り、それを税務当局(Hacienda)に納める義務があります。
2025年のIVA税率と変更点
スペインでは、商品やサービスの種類によって適用されるIVAの税率が異なります。2025年の最新の税率は以下のとおりです。
IVAの種類 | 税率 | 適用される商品・サービス |
---|---|---|
標準税率 | 21% | 家電、衣類、車、電気代など |
軽減税率 | 10% | 交通費、ホテル、飲食店、水道料金、イベントなど |
超軽減税率 | 4% | パン、牛乳、果物、医薬品、本など |
IVAの種類は3種類で、商品やサービスによって標準税率の21%のもの、軽減税率の10%のもの、超軽減税率の4%のものに分けられています。
💡2025年の重要な変更点
🟡変更①:食品への特別税率が終了
これまで一部の基本食品に適用されていた特別割引(2%や7.5%の低税率)は廃止され、通常の税率に戻りました。 例えば、パンや牛乳のIVAは再び4%になります。
🟡変更②:電気料金のIVAが21%に上昇!
2025年1月から、電気料金のIVAは10% → 21%に引き上げられました。これは、多くの家庭や企業に影響を与えるため、電気代のコスト管理がますます重要になります(>.<)
🟡変更③:オリーブオイルのIVAが10% → 4%に減税!
これは嬉しいニュースですね!オリーブオイルの税率が大幅に引き下げられました。日々の生活に密接に関わる食品なので、家計の負担が少し軽くなるかもしれません。
フリーランス・企業のIVA申告義務
もしあなたがフリーランス(自営業)や会社経営者なら、IVAについての知識は避けて通れません。なぜなら、単に商品やサービスの価格にIVAを上乗せするだけではなく、正しく計算し、税務当局に申告・納税する必要があるからです。
✅ IVAを請求する → 顧客に発行する請求書にIVAを含める
✅ IVAを支払う → 仕入れや経費で支払ったIVAを記録する
✅ IVAを申告する → 3か月ごと、または毎月(場合による)に税務申告(Modelo 303)を行う
もしIVAの計算や申告を間違えると、罰則を受ける可能性があるので注意しましょう。
IVAが免除されるケースもある?
すべての取引にIVAが適用されるわけではありません。以下のような場合、IVAが免除または適用外となります。
項目 | 例 |
---|---|
免除(Exención) | 医療サービス、教育、保険など |
適用外(No sujeción) | 企業売却、非営利団体の活動など |
たとえば、個人がスペインで語学学校を運営する場合、授業料にはIVAがかかりません。 しかし、教材販売にはIVAが適用されるため、状況に応じた判断が必要です。
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